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経済成長を考える

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「カウボーイ型経済」と「宇宙飛行士型経済」

「カウボーイ型経済」と「宇宙飛行士型経済」という言葉を聞いたことがありますか? これはケネス・ボールディングが1966年に用いた言葉です。

「カウボーイ型経済」とは、広大な土地にいるカウボーイのように、つまり、「あたかも資源や環境の制約がないかのように、好きなだけ自然資源を破壊し、消費の最大化をめざす経済」のことです。

それに対して、「宇宙飛行士型経済」では、地球を1つの「宇宙船」と考えて経済活動を行います。「宇宙船地球号」ですね。ご存じのように、宇宙船には無限の蓄えはなく、採掘する場所も汚染できる場所も極めて限られています。こ宇宙船にいるかのように、「限られた生態系やシステムの内にいることを理解した上で営む経済」が「宇宙飛行士経済」です。

「カウボーイ型経済」と「宇宙飛行士型経済」の違いは、「その経済を営む環境が無限と考えるのか、有限と考えるのか」なのです。つまり、経済を支える生態系や、使用できる資源、排出できる廃棄物などに、限界はないと考えるのか、限界はあると考えるのか、です。

 これまでの経済は、どちらの経済だったでしょうか?

「日本の江戸時代は持続可能な社会のお手本だ」と言われるように、江戸時代の日本は鎖国政策により、海外との輸出入が極めて限られており、ほぼすべての食料やモノを国内でまかなっていました。エネルギーに関しても、「基本的に前の年に日本に降り注いだ太陽エネルギーの蓄積である木や植物」を原材料としたものでしたから、「それ以上」のものは使えませんでした。その範囲内で、経済を営んでいたのです。宇宙飛行士型経済の典型だったと言えるでしょう。

しかし、産業革命が始まると、日本も世界も、カウボーイのように地球の資源やエネルギーを使うようになりました。「毎年生長した分だけを使う」木材に代わって、過去数千万年の植物の堆積物である石炭を使うようになり、ついで、石油を、そして天然ガスを使うようになりました。過去の堆積物を掘り出して使うことで、「毎年生長する分だけ」という「限度」を外したのです。だからこそ、猛烈な勢いで経済が拡大するようになったと言えるでしょう。

 現在のように、GDP(国内総生産)で測られる経済の成長を何よりも優先している経済は、典型的なカウボーイ型の経済です。私たちは、地球から資源やエネルギーを取り出し、経済活動を行い、不要となった廃棄物を地球に捨てています。そのとき、経済活動によって生み出されるGDPは測定し、増やすためにはどんな手段をも厭わないほどですが、地球の提供できる資源もエネルギーも、廃棄物の受け入れ能力も、無限であるかのように扱っているからです。

 また、個人レベルではどうでしょうか? 私たちが、自分の食べているものや使っているもの(ボールペン、パソコン、洋服などなんでも)の原料はどこから来ているのか、また、不要になって捨てた後はどこに行くのか意識せずに、買ったり捨てたりしているとすれば、それはやはり「カウボーイ型」の経済活動と考えられるでしょう。

 しかし、地球は、有限の閉じたシステムです。ですから、成長し続けない経済、つまり、成長を必要としない経済(定常経済)が必要なのです(「地球は閉じたシステム」の意味は「いっぱいの世界の中での経済のあり方」で解説しています)。

経済成長を考える

  • 経済成長のジレンマ
    • 経済成長は持続可能ではない
    • 脱経済成長は不安を引き起こす
    • デカップリングでは問題が解決できない
    • ではどうしたらよいのだろうか?
  • 「定常経済」について考える
    • なぜ「定常経済」が必要なのか
      • 「カウボーイ型経済」と「宇宙飛行士型経済」
      • 「経済」は「地球」のサブシステムである
      • いっぱいの世界(full world)の中での経済のあり方
      • 人口減少社会・日本と「定常経済」
    • 「定常経済」とは何か
      • 「定常経済」の定義
      • 従来の経済学における「定常経済」
      • 現在の経済成長は "不経済成長" である
      • 「定常経済」と「うまくいかない成長経済」とは別物
      • 技術だけでは解決できない
      • 「定常経済」での雇用は?
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